平成29年8月17日 事務日誌

施餓鬼会準備

ようやくお盆が終了いたしました。棚経の疲れが残っているものの、次なる目標は週末に行われる施餓鬼会の準備です。今回は今日を含め、17日・18日・19日と3日間準備期間があります。しかしながら、明日・明後日と法事が入っている為、準備に要する時間は極めて限られています。

本日の目標は施餓鬼会の卒塔婆を少しでも書きあげることです。

7:00

本覚寺本堂において朝勤です。今日の日蓮聖人の御妙判は『身延山御書』でした。

誠に身延山の栖は、ちはやぶる神も惠を垂れ、天下りましますらん。心なきしづの男、しづの女までも心を留めぬべし。哀れを催す秋の暮れには草の庵に露深く檐に集多く蜘蛛の糸玉を連き、峯の紅葉いつしか色深うして断々に傳う懸樋の水に影を移せば、名にしおう龍田河の水上もかくやと疑はれぬ。又後ろには峨々たる深山聳えて梢に一乗の果を結び、下枝に鳴く蝉の音滋く前には湯々たる流水湛えて實相真如の月浮かび、無明深重の闇晴れて法性の空に雲なし。かかる砌なれば庵の内には晝は終日に一乗妙典の御法を論談し夜は竟夜要文誦持の聲のみす。傳え聞く釈尊の住み給いけん鷲峯を我が朝此の砌に移し置きぬ。霧立ち嵐烈しき折々も山に入りて薪をこり露深き草を分けて深沢に下りて芹をつみ、山河の流れもはやき嚴瀬にい菜をすすぎ袂濡れて干しわぶる思いは、昔人丸が詠じける和歌の浦に藻汐垂れつつ世を渡る海士もかくやとぞ思い遣る。つくづくと浮身の有様を案ずるに佛の法を求め給いしに異ならず。

日蓮聖人御遺文『身延山御書』

身延山御書

身延山御書

8:00

お盆期間中に行った棚経の記録をつけました。『鉄は熱いうちに打て』の言葉にあるように、忘れないうちに備忘録を整理いたしました。

11:00

ひたすら卒塔婆書きです。因みに20時迄で約120本程書き上げました。残りは明日に。

日蓮宗 松戸 本覚寺