平成29年8月18日 事務日誌

卒塔婆書き

本日は午前中に本覚寺にて法事が1件あります。それ以外は明後日の施餓鬼会法要に建立する卒塔婆書きです。

7:00

本覚寺本堂において朝勤です。今日の日蓮聖人の御妙判は『法華初心成佛抄』でした。

凡そ妙法蓮華経とは我等衆生の佛性と梵天帝釋等の佛性と舎利佛目連等の佛性と文殊弥勒等の佛性と三世の諸佛の解の妙法と一体不二なる理を妙法蓮華経と名づけたるなり。故に一度妙法蓮華経と唱うれば一切の佛、一切の法、一切の菩薩、一切の聲聞、一切の梵天帝釋閻魔法皇日月衆星、天神地神乃至地獄、餓鬼、畜生、修羅、人天、一切衆生の心中の佛性を唯一音に換び顕し奉る功徳無量無辺なり。我が己心の妙法蓮華経を本尊とあがめ奉りて、我が己心中の佛性南無妙法蓮華経とよびよばれて顕れ給う處を佛とは云う也。譬えば籠の中の鳥なけば空とぶ鳥のよばれて集まるが如し。空とぶ鳥の集まれば籠の中の鳥も出でんとするが如し。口に妙法をよび奉れば我身の佛性もよばれて必ず顕れ給う。梵天帝釋の佛性はよばれて我等を守り給う。佛菩薩の佛性はよばれて悦び給う。されば「若し暫くも持つ者は我則ち歓喜す、諸佛も亦然なり」と説き給うは此の心なり。されば三世の諸佛も妙法蓮華経の五字を以て佛に成り給いしなり。三世の諸佛の出世の本懐一切衆生皆成佛道の妙法と云うは是れなり。是等の趣を能々心得て佛になる道には、我慢偏執の心なく南無妙法蓮華経と唱え奉るべきものなり。

日蓮聖人御遺文『法華初心成佛抄』

法華初心成佛抄

法華初心成佛抄

8:00

午前中の法事の準備を終えた後に、施餓鬼会の卒塔婆書きです。

10:00

本覚寺本堂にて3回忌法要です。その後八柱霊園に移動し墓前経です。施主の方とは別々に移動したのですが、八柱霊園に到着した時間には私の方が15分程早かったです。八柱霊園に行く際には千駄堀の細い道を使うようにしております。やはり一般の道では渋滞があったようです。

12:00

卒塔婆書きを再開です。今年は棚経終了から施餓鬼会まで3日間の猶予があったので、ある程度の卒塔婆を書き上げることができました。

そんなことを妻に話していると、『毎年今年は早く卒塔婆書きができたと言っていると、結局はその後に卒塔婆の申込みが急に入って慌てる姿を見てるけど・・・』と心配されました。

きっとそうなるのかもしれません。

日蓮宗 松戸 本覚寺