仏壇の閉眼・開眼
秋雨前線が停滞しているため、今日も天気が良くないようです。本日は午前中に松戸中央霊園にて法事が2件。その後、ご自宅にて仏壇の閉眼・開眼法要です。
7:00
本覚寺本堂において朝勤です。今日の日蓮聖人の御妙判は『異体同心事』でした。
異体同心事
異体同心なれば萬事を成じ、同体異心なれば諸事叶う事なしと申す事は、外典三千餘巻に定まりて候、殷の紂王は七十万騎なれども、同体異心なればいくさに負けぬ。周の武王は八百人なれども、異体同心なれば勝ちぬ。一人の心なれども二つの心あればその心たがいて成ずることなし。百人千人なれども一つ心なれば必ず事を成ず、日本国の人々は多人なれども同体異心なれば諸事成ぜん事かたし。日蓮が一類は異体同心なれば、人々少く候えども大事を成じて一定法華経弘りなんと覚え候。悪は多けれども一善にかつ事なし。譬えば多くの火あつまれども一水には消えぬ。
日蓮聖人御遺文『異体同心事』
8:00
法事の準備です。このところ雨が続き、しかも海徳寺に行くことが多いため、境内の落ち葉が目につくようになりました。
本当は今日の午前中に掃き掃除をしておきたかったのですが、雨が降っているので明日以降に持ち越しです。
10:00
松戸中央霊園にて7回忌法要です。実際にお亡くなりになったのは7年前なので、本当は昨年が7回忌でしたが、諸般のご事情により本年7回忌法要です。
- 一周忌・・・1年後
- 三回忌・・・2年後
- 七回忌・・・6年後
となるのが年忌法要ですが、時には7年後が7回忌ということになっていることを知らない方も結構増えているのかもしれません。お寺がわかりやすく説明することがとても重要になっている気がいたします。
11:00
一周忌法要です。20名近くの方が参列されました。遠くは九州からお見えで、どちらかをお聞きしたら、熊本県荒尾からお越しになられたと。つい先日、荒尾のお上人より荒尾梨を頂戴したばかりで、荒尾の梨の話もいたしました。
前回の法事の時には雨が降っていたため、また暑い時期だったので、法話を手短にいたしました。しかし、もっと長い法話を希望されていたようで、今回は法話を長くということでした。
そこで、今回は霊園内の礼拝堂にて、かなり丁寧に法話をいたしました。本覚寺の檀家さんの法事と異なり、霊園での法話は初対面の方が多く、どのような家族構成で、どのような法話がより相応しいのかを探りながら話をしなければなりません。まさに対機説法。すなわち、相手の状況に応じて適切な話をすることが求められます。加えて、時間も極めて限られていることが多く、要点のみを端的に、かつわかりやすく話すことは、非常に難しいです。
この10年近く、葬儀であっても、法事であっても、お経が終わったら必ず法話をするように心がけています。その成果が多少なりともあるのかもしれません。法事が終わった後の施主の方の表情から、今回の法話には納得していただけたかなと。そうであったならば幸甚です。
12:00
ご自宅にて、仏壇の閉眼・開眼法要です。
インターネットを通じて本覚寺のことを知って頂き、今回のお申込みがありました。ご実家は九州で、実家の仏壇を長年祀ってきたが、スペースの都合上、もう少しコンパクトな仏壇を新調しようかなということでした。
まずは古い仏壇の閉眼のお経を読誦し、続いて、新しい仏壇を開眼いたしました。
本覚寺は高台にあるので、どちらかというと街並みを見下ろす感じがあるのですが、今回お伺いした松戸新田のマンションからは、遠くに本覚寺を見下ろす感じでした。あまり高いところは得意ではないのですが、普段とは異なる本覚寺の見え方がとても新鮮でした。
15:00
鷺沼中央墓苑に到着です。このところ雨が続き、霊園内での法事の時に使用するテントを現在検討中です。
通常は小型のパラソルを設置することで雨をしのぐことが多いのですが、小型すぎるために、濡れてしまいます。鷺沼中央墓苑には礼拝施設がないので、ここでの法事の時には墓前のみに限定されてしまいます。そのことを考慮すると、しっかりとしたテントを購入し、多少の雨風でも参列者が傘不要で法要に参列できればと思っています。
現在、イージーアップテントというものが気になっております。しかし、金額が高く、また、お墓や卒塔婆の高さを考慮すると、多少引っかかってしまう恐れがあるかと心配しています。その点を確認するために、現地にて高さをチェックいたしました。
17:30
海徳寺本堂で夕勤です。
小学校に通うようになってから上の子二人も一緒に海徳寺に来ることが少なくなりましたが、久しぶりに子供達が全員揃っての夕勤です。太鼓もかなり上手になってきました。元気よく叩くのにも理由があります。なぜならこの後、子供達が海徳寺に来た最大の目的であるイオンに行くからです。