平成29年11月1日

鷺沼中央墓苑

祈願祭・通夜

本日は海徳寺にて月例祈願祭があります。その後、神奈川県の戸塚にて本覚寺の檀家さんのお通夜です。

7:00

本覚寺にて朝勤です。本日の日蓮聖人の御遺文は『開目抄』です。

開目抄

詮ずるところは天も捨て給え、諸難にもあえ、身命を期とせん。身子が六十劫の菩薩の行を退せしは乞眼婆羅門の責を堪えざるゆえ。久遠大通の者の三五の塵をふる悪知識に値うゆえなり。善に付け悪に付け法華経を捨つるは地獄の業なるべし。大願を立てん。日本國の位をゆづらん。法華経を捨てて観経等について後生を期せよ。父母の頸を刎ねん念佛申さずは。なんどの種種の大難出来すとも智者に我義やぶられずは用いじとなり。其他の大難風の前の塵なるべす。我日本の柱とならん。我日本の眼目とならん。我日本の大船とならん等と、誓いし願やぶるべからず。

日蓮聖人御遺文『開目抄』

日蓮聖人御遺文「開目抄」

日蓮聖人御遺文「開目抄」

9:00

鷺沼中央墓苑にて清掃ならびに苑内の整備です。

霊園の管理業務を引き継ぎしてから一か月が経過し、少しずつ苑内の状況がわかってきました。

本来であれば自分自身が一日中常駐して清掃等を行いたいところですが、10月は法務がかなり多忙であったので、事務員の方にお願いすることがほとんどでした。

しかし、多少の時間がある時には事務員さん任せではなく、自身が率先して掃除をしなければという思いもあり、昨日海徳寺の法事が終わってから、苑内の掃除を開始しました。台風直後もあり、落ち葉掃除がほとんどでした。途中、掛けの植木鉢に花がない状況が気になりはじめ、そちらの整備も早急にしなければという思いに。

そこで、9時から11時30分までほどは落ち葉掃除。その後、海徳寺の祈願祭までの時間が許す限り、壁掛けの花を植え付けました。まだまだやるべき箇所は拓さんです。お参りされる方が喜んでいただけるように頑張ります。

14:00 祈願祭

海徳寺において月例の祈願祭です。今月の法話として、「依法不依人」の話をいたしました。ひげ題目と呼ばれる日蓮宗独特のお題目の筆端に、法の一文字のみ通常の書き方であることをお話いたしました。

祈願祭の後、檀信徒の方々とお話している途中で、戸塚での通夜に行かなければならないことに。慌てて準備をいたしました。

18:00 通夜

横浜市戸塚にて本覚寺檀家さんの通夜です。

古くからのお付き合いで、書道の関係で本覚寺に墓地をとられたということはなんとなく聞いておりました。

故人とそのご主人も戸塚にて書道教室を開かれており、そのお師匠さんが林龍峡さんという話でした。

私は書道のことを全くしらないので、有名な書家として思いつくのは、王義之、弘法大師、林獏山、武田双雲ぐらいです。林龍峡さんてどんな方だったのだろうと、インターネットで検索すると、日本書学院というホームページが出てきました。その会の創設に携わっている方の中に、林龍峡さんと祖父加藤雲洞の名が。

日本書学院の事務局の一つに、習志野市谷津と記載されていました。海徳寺の付近を車で走らせていると、書道教室の看板があるなと思ったことがあります。確かその場所は谷津付近だったので、ひょっとしたら、そこが事務局なのかもしれません。

これまで気が付かなかったいろいろなご縁を再び感じております。

日本書学院

日本書学院

日蓮宗 松戸 本覚寺