平成29年7月17日 寺務日誌

葬儀からの海徳寺施餓鬼会

本日は午後より海徳寺の施餓鬼会法要があります。その前に松戸斎場にて葬儀です。

7:00

本覚寺本堂において朝勤です。今日の日蓮聖人の御妙判は『身延山御書』でした。

誠に身延山の栖は、ちはやぶる神も惠を垂れ、天下りましますらん。心なきしづの男、しづの女までも心を留めぬべし。哀れを催す秋の暮れには草の庵に露深く檐に集多く蜘蛛の糸玉を連き、峯の紅葉いつしか色深うして断々に傳う懸樋の水に影を移せば、名にしおう龍田河の水上もかくやと疑はれぬ。又後ろには峨々たる深山聳えて梢に一乗の果を結び、下枝に鳴く蝉の音滋く前には湯々たる流水湛えて實相真如の月浮かび、無明深重の闇晴れて法性の空に雲なし。かかる砌なれば庵の内には晝は終日に一乗妙典の御法を論談し夜は竟夜要文誦持の聲のみす。傳え聞く釈尊の住み給いけん鷲峯を我が朝此の砌に移し置きぬ。霧立ち嵐烈しき折々も山に入りて薪をこり露深き草を分けて深沢に下りて芹をつみ、山河の流れもはやき嚴瀬にい菜をすすぎ袂濡れて干しわぶる思いは、昔人丸が詠じける和歌の浦に藻汐垂れつつ世を渡る海士もかくやとぞ思い遣る。つくづくと浮身の有様を案ずるに佛の法を求め給いしに異ならず。

日蓮聖人御遺文『身延山御書』

身延山御書

身延山御書

9:00

松戸斎場にて葬儀です。

お亡くなりになったお祖母ちゃんとは毎年のお盆の棚経の際にお会いしていました。年に1度のことですが、いつも後ろにお座りになって手を合わせている姿が大変印象に残っています。

14:00

海徳寺において施餓鬼会法要です。

日蓮宗 松戸 本覚寺