平成29年10月30日

法事

台風22号が通過した後に温帯低気圧へと変化し、今日は木枯らし1号の発表がありました。例年より東京では10日早い木枯らしの到来です。急激に寒くなり、冬へと刻一刻と変化していることを感じました。

本日は本覚寺にて納骨法要が1件あります。台風の影響にて境内には落ち葉が沢山舞っていますが、掃いても掃いてもまた落ち葉。これも諸行無常の摂理に従うため、しばしの辛抱です。

7:00

本覚寺にて朝勤です。本日の日蓮聖人の御遺文は『観心本尊抄』です。朝勤中に二組の方が本堂にお参りされていました。

観心本尊抄

一切衆生皆成佛道の教なれば上根上機は観念観法も然るべし、下根下機は唯信心肝要也、されば経には「浄心に信敬して疑惑を生ぜざらん者は地獄、餓鬼、畜生に堕ちずして十方の佛前に生ぜん。」と説き給えり、いかにも信じて次の生の佛前を期すべきなり。譬えば高き岸の下に人ありて登る事あたわざらんに、又岸の上に人ありて縄をおろして、此の縄にとりつかば我れ岸の上に引き登さんと云わんに、引く人の力を疑い縄の弱からん事をあやぶみて、手を納めて是をとらざらんが如し、争でか岸の上に登る事をうべき、若し其の詞に随いて手をのべ是をとらえれば即ち登る事をうべし、唯我一人能爲救護の佛の御力を疑い、以信得入の法華経の教えの縄をあやぶみて、決定無有疑の妙法を唱え奉らざらんは力及ばず、菩提の岸に登る事難かるべし、不信の者は堕在泥梨の根元なり、されば経には「疑いを生じて信ぜざらん者は則ち當に悪道に堕つべしと。」説かれたり、受けがたき人身をうけ値いがたき佛法にあいて、争でか虚しくて候べきぞ。

日蓮聖人御遺文『持法華問答抄』

持法華問答抄

持法華問答抄

8:00

境内墓地への納骨法要の為、境内、本堂、客殿の掃除を行いました。お墓の周りなどを掃除したのですが、掃いているそばから銀杏の葉が強風に煽られて舞い散っています。

11:00

本覚寺にて埋葬・49日忌法要です。長野からお見えになった方もおられました。朝方は綺麗に富士山が見えていたのですが、納骨する頃になるとややかすんでしまいました。しかし、台風一過の影響もあり、通常よりも遠方がより見渡せ、池袋サンシャイン、新宿のビルなどもはっきりと見えました。

13:00

郵便局に行った後に、海徳寺の寺報の作成です。先日原稿を入稿し安心していたのですが、海徳寺に到着した寺報が先月と全く同じものだったと連絡があり、急遽再印刷の依頼です。

18:00

本覚寺と海徳寺の御会式法要の案内の作成です。この先も法務が重なっている為、御会式の案内を発送するのに時間的な余裕があまりないことに気が付きました。ラベルや返信はがき、案内文等の作成です。結局は日付が変わる頃まで時間がかかりました。途中プリンターが壊れ、もう一台のプリンターもインク切れ。トラブル続きの一日です。

日蓮宗 松戸 本覚寺