七面大天女
本日は朝から快晴です。今日の予定は、午後より海徳寺にて感謝祭が行われます。海徳寺に行く前に、海徳寺2階で使用するテーブルと椅子の注文、さらには7月に迫った東京のお盆棚経の予定を計画いたします。
7:00
本日の朝勤です。今日の日蓮聖人の御遺文は『開目抄』です。
儒家の孝養は今生にかぎる。未来の父母を扶けざれば外家の聖賢は有名無実なり。外道は過去を知れども父母を扶くる道なし。佛道こそ父母の後世を扶くれば聖賢の名はあるべけれ。しかれども法華経已前等の大小乗の経宗は自身の得道猶かないがたし。何に況や父母をや、但文のみありて義なし。今法華経の時こそ女人成仏の時悲母の成佛も顕れ、達多の悪人成佛の時慈父の成佛も顕るれ。此の経は内典の孝経なり。
日蓮聖人御遺文『開目抄』
8:00
現在海徳寺の2階をリフォームしております。床がボロボロに剥がれ、壁紙もかなり年季が入ってきたので、今回思い切ってリフォームすることといたしました。最近では近親者のみの葬儀が多く、できるだけ費用を掛けずに葬儀を安心して頂きたい、そのような思いでのリフォームです。
これまえ使っていた机・椅子もかなり古くなってしまったので、今回こちらも新調いたします。但し、どのようにレイアウトしたら動線を確保できるのかをイメージする為、原寸を縮尺した形で図面を作成しました。昨晩からずっと悩んだのですが、これが一番かなというレイアウトが決まりました。
机・椅子は「みのはん」という会社にお願いしました。かなりの数となるため、金額もかなり膨らんでいます。ずっと使うものですから、思い切りが肝心です。
みのはん
みのはん
9:30
ホームページを通じてお申込みいただいた水子供養です。天気が心配でしたが、水子観音様の前にて一読するまでに、なんとか雨は降りませんでした。お供えをお持ち頂いたのですが、カラス等がすぐに食い散らかしてしまう為、お経の時のみお供えさせていただきました。本当はずっとお供えしてあげたいのですが・・・
東京棚経
14:00
海徳寺において月例の感謝祭です。
住職になってもうすぐ3年です。かねがね19日がなぜ感謝祭なのか疑問に思っていましたが、今日謎が解けました。
そもそも海徳寺が寺号を公称する前は、「七面結社」と呼ばれていました。それにも関わらず、七面大明神(天女)の仏像がどこにも見当たりません。おかしいなと思いつつ時間が経過しておりました。ふと宗定法要式をみると、19日は七面大明神のご縁日。当初より勧請していた七面大天女に感謝する為にこの感謝祭が行われていたはずです。
そのような話を今日お越しの檀家さんと話していると、何やら胸騒ぎが。本堂脇の古い霊牌堂が何故か気になり、堂内の仏像を調べてみました。これまで棚に鍵がかっており、いくつかの厨子が並べられているのは気がついていましたが、厨子の中までは見たことがありませんでした。
厨子をあけると、そこには海徳寺開山の伊藤海?さんが勧請していた七面大明神が。さらに鬼子母神も2体見つかりました。
当山のことを御守していだくよう、それら仏像を本堂内へと移動し安置いたしました。
これまでなぜないのか疑問に思っていた七面大明神(天女)が見つかり、とても気持ちが軽くなった日でした。
海徳寺リフォーム
海徳寺リフォーム