海徳寺・本覚寺葬儀・枕経
本日は始発に乗ってまずは海徳寺へ。朝勤後、海徳寺の檀家さんの葬儀の準備を整え、再び本覚寺へ。そして本覚寺の檀家さんの葬儀です。
6:00
海徳寺にて朝勤です。本日の日蓮聖人の御遺文は『開目抄』です。
いつもですと毎月19日は海徳寺の感謝祭が行われますが、今月は17日に施餓鬼があったので感謝祭はありません。七面大天女が先月の19日に見つかって丁度1ヶ月。朝勤の際に七面様にご祈願いたしました。
儒家の孝養は今生にかぎる。未来の父母を扶けざれば外家の聖賢は有名無実なり。外道は過去を知れども父母を扶くる道なし。佛道こそ父母の後世を扶くれば聖賢の名はあるべけれ。しかれども法華経已前等の大小乗の経宗は自身の得道猶かないがたし。何に況や父母をや、但文のみありて義なし。今法華経の時こそ女人成仏の時悲母の成佛も顕れ、達多の悪人成佛の時慈父の成佛も顕るれ。此の経は内典の孝経なり。
日蓮聖人御遺文『開目抄』
8:00
本覚寺にて朝勤です。
10:00
本覚寺の葬儀です。
昨夜のお通夜のお斎の時に、故人のご家族・親族の方が色々と思い出を話しておられたので、そのお話を踏まえつつのお戒名を授与いたしました。その際、福島から来られた親族の方から、『お通夜の後席に残って話を聞く坊さんは今時珍しいですね?色々な方の葬儀に参列しているが、昨今はお経をあげてすぐに帰る坊さんがほとんどだから、こうやって残って故人のことを偲んでくれることはとても有り難い』とのお言葉を頂戴しました。
そのようなご意見を賜り、僧侶として今一度色々と考える通夜・葬儀でした。
13:00
午後に松戸中央霊園にて承認証の受け渡しがあるため、午前中の葬儀は火葬場の炉前にて失礼させていただきました。本当は収骨の最後までご一緒すべきですが、大分前よりこの日時にて受け渡しが決まっていたので、失礼ながら途中となってしまいました。
するとお寺に戻るやいなや、本覚寺の別の檀家さんがお亡くなりになったという訃報が。東京の棚経が終わり、すぐに海徳寺の施餓鬼があり、さらに葬儀が続いて、これでようやく一段落かと思っておりましたが・・・
13:30
松戸中央霊園にて新規墓地購入者の方に承認証の引き渡しです。
本籍地をみると、本覚寺のすぐ近く。お聞きすると、お子さんも私と一緒の幼稚園・小学校・中学校。色々と話し込んでいると、奥さんの実家が嫁の実家と同じであることがわかり、さらに色々な話へと発展いたしました。
そんなこんなであっと言う間に時間が経過し、気がつけば枕経に行く時間を過ぎておりました。慌てて枕経へと。
14:00
葬儀場にて枕経です。
喪主の方が母親のことを覚えていてくださり、よく故人と一緒に色々な話をしたことがとても印象に残っているという話をしていただきました。