平成29年8月27日 寺務日誌

法事・水子供養

本日は午前中に豊四季霊園にて法事が1件。午後から本覚寺にて水子供養が1件あります。

7:00

本覚寺本堂において朝勤です。今日の日蓮聖人の御妙判は『一生成仏抄』でした。

衆生の心汚がるれば土も汚れ、心清ければ土も清しとて浄土と云い、穢土と云うも土に二つの隔てなし。ただ我等が心の善悪によると見えたり。衆生と云うも佛と云うもまたかくの如し。迷う時は衆生と名付け、悟る時をば佛と名付けたり。譬えば闇鏡も磨きぬれば玉と見ゆるが如し、只今も一念無明の迷心は磨かざる鏡なり。これを磨かば必ず法性眞如の明鏡と成るべし。深く信心を發して、日夜朝暮に又懈らず磨くべし。いかようにして磨くべき、ただ南無妙法蓮華経と唱え奉るを、是をみがくとは云うなり。

日蓮聖人御遺文『一生成仏抄』

一生成仏抄

一生成仏抄

10:00

流山の豊四季霊園にて一周忌法要です。

今回の施主の方とは葬儀からのお付き合いですが、葬儀、49日忌、新盆法要、そして今回の一周忌法要とお会いする度にいろいろなご縁をより一層感じるようになっております。

前回の49日忌の法話にて『袖触れ合うも他生の縁』という話をいたしました。その時に同性の方が本覚寺の永代供養墓 を取られていたことを思い出しました。実家の菩提寺は福島にあり、そのお寺の名前をなんとなく覚えていたのですが、今回の施主の方も福島出身で、『あれ、ひょっとしたら?』と思い、その方のお話をすると、偶然にも職場が一緒で、どうやら遠い親戚のような話をされていました。

さらに今回の新盆法要にてご自宅に伺った時に、2軒隣の方の表札を見ると、今月一周忌法要をした方のお名前と同じ表札が。その方のお住まいが駅の近くですといっていたのですが、お寺に戻り住所を確認すると、やはり同一の方でした。今回の法要後にそのお話をすると、お子さん同士が同級生であるというお話でした。

仏縁はどこでどう繋がるかわからないなと思った法事でした。

14:00

本覚寺にて水子供養です。

15:00

施餓鬼会法要の残務です。

全ての方が施餓鬼会法要に参列していだければ良いのですが、都合が悪い方もおられます。また、せっかく建立された卒塔婆であっても、自家用車がなくお墓までお持ちいただくことが困難な方もおられます。

そのような方の為に、本覚寺境内墓地、松戸中央霊園、八柱霊園、市川霊園、総武霊園に墓地をお持ちの方は、私自身が卒塔婆を運搬し、各お墓に卒塔婆を建てにうかがっています。

今日はその方々へ一筆添えたお手紙に、参列者の方にお配りしている白檀のお線香を同封し、発送準備をいたしました。この作業が終わって、ようやく私の施餓鬼会が終了となります。

施餓鬼会法要

施餓鬼会法要

日蓮宗 松戸 本覚寺