平成29年9月18日

法事・枕経

本日は松戸中央霊園にて開眼供養が1件と一周忌法要が1件。その後、北松戸駅前のライフケア葬儀場に向かい枕経です。

7:00

本覚寺本堂において朝勤です。今日の日蓮聖人の御妙判は『法華初心成佛抄』でした。

法華初心成佛抄

凡そ妙法蓮華経とは我等衆生の佛性と梵天帝釋等の佛性と舎利佛目連等の佛性と文殊弥勒等の佛性と三世の諸佛の解の妙法と一体不二なる理を妙法蓮華経と名づけたるなり。故に一度妙法蓮華経と唱うれば一切の佛、一切の法、一切の菩薩、一切の聲聞、一切の梵天帝釋閻魔法皇日月衆星、天神地神乃至地獄、餓鬼、畜生、修羅、人天、一切衆生の心中の佛性を唯一音に換び顕し奉る功徳無量無辺なり。我が己心の妙法蓮華経を本尊とあがめ奉りて、我が己心中の佛性南無妙法蓮華経とよびよばれて顕れ給う處を佛とは云う也。譬えば籠の中の鳥なけば空とぶ鳥のよばれて集まるが如し。空とぶ鳥の集まれば籠の中の鳥も出でんとするが如し。口に妙法をよび奉れば我身の佛性もよばれて必ず顕れ給う。梵天帝釋の佛性はよばれて我等を守り給う。佛菩薩の佛性はよばれて悦び給う。されば「若し暫くも持つ者は我則ち歓喜す、諸佛も亦然なり」と説き給うは此の心なり。されば三世の諸佛も妙法蓮華経の五字を以て佛に成り給いしなり。三世の諸佛の出世の本懐一切衆生皆成佛道の妙法と云うは是れなり。是等の趣を能々心得て佛になる道には、我慢偏執の心なく南無妙法蓮華経と唱え奉るべきものなり。

日蓮聖人御遺文『法華初心成佛抄』

法華初心成佛抄

法華初心成佛抄

8:00

昨夜から明け方にかけて台風が通過し、物凄い風の音がいたしました。

朝方境内に出てみると、台風一過にて今日は富士山が良く見えました。

10:00

松戸中央霊園にて開眼供養です。ご実家と隣あう形での建墓でした。法要後色々とお話をする機会を頂戴し、またお孫さん達に霊園のパジェロを紹介することもできました。多少人見知りのようで最初は乗りませんでしたが、時間が経つに連れ少しずつ慣れてきたようです。

台風一過でかなり暑く、九月になったのにも関わらず気温が30度を超えたようです。

松戸中央霊園

松戸中央霊園

11:00

引き続き松戸中央霊園にて一周忌法要です。

一年前にお亡くなりになり、その葬儀以降、49日忌法要、開眼・埋葬、新盆とお経を読誦させて頂きました。

今回は故人の妹さんも参列され、法要の時にお経を一緒に唱える声が聞こえました。お聞きすると、もともとは山形市内の日蓮宗のお寺が菩提寺で、そちらの紹介で谷中のお寺にも行くようになったと。かなり熱心なご家庭で、日蓮宗のお経を聞くととても安心するとのお話でした。

13:00

北松戸駅前のライフケアメモリイプレイスにて枕経です。

朝方訃報が入りました。午前中は法事が入っているのですぐには伺えなかったのですが、午後であれば大丈夫だったので、枕経に駆けつけました。

お聞きすると、六年前に故人の奥様の葬儀を本覚寺で行ったと。このところ本覚寺だけではなく海徳寺にご縁がある方の葬儀の導師を勤めさせて頂く機会を頂戴し、執り行った葬儀の情報もあやふやになることもあります。しかし、お名前をお聞きすればある程度名前と顔とが一致いたします。ですが、朝方の電話では、お電話のお名前と自身の記憶とがなかなか一致しませんでした。

電話を切り、どうだったかなと記録を調べてみると、前回の葬儀は丁度お盆の棚経の時期。導師は私ではなく父親が務めたとのことでした。年とともに記憶が定かではなくなるからこそ、今回のように記録をきちんとつけておくことが大切だなと実感いたいました。

日蓮宗 松戸 本覚寺