御朱印・御首題について
このところ「御朱印・御首題」がブームとなっているようです。
かつては、年に数回であった御首題希望の方が、最近では幅広い年齢層の方が御朱印を希望され、お参りに来られる機会も増えております。
以前は松戸仏教会が発行した『松戸のお寺』というガイドブックを片手にされて当山にお越しの方が多かったのですが、このところはInstagramを見て来られる方も多いようです。
当山のように観光地ではない寺院にまでわざわざお越しいただけることを有難く感じるとともに、これも大切な仏縁と思い、出来る限り丁寧に御首題を書かせていただいております。
御朱印・御首題申込フォーム
当日の予約は受け付けておりません。前日までにご予約下さい。
御朱印・御首題希望の方へ
但し、御朱印を希望されるのであれば、事前にご予約をお願いいたします。
観光地のお寺であればお寺の受付に御朱印を書く方が常駐していることがございます。
しかし、当山のような一般のお寺は、そのような方が常駐しておらず、せっかくお越し頂いたのに、法事等の法務の為、僧侶がお寺にいないということも少なくありません。また、お寺にいる時であっても、法事で1時間程度応対することができないこともございます。特に、土曜日や日曜日の日中は法事を行っている可能性が高いため、ご注意下さい。
慈眼視衆生
当山の御首題の脇には、「慈眼視衆生 現世安穏 福壽海無量 諸願成就」という言葉を添えております。
以前までは、「如説修行 功徳甚多」と書いておりましたが、祖父の掛け軸に上記言葉が書かれていたので、最近ではこちらの言葉を書くようにしております。
「慈眼視衆生 福壽海無量」は、妙法蓮華経観世音菩薩普門品第二十五(通称:観音経)に登場するお経文です。
「観音様は、全ての功徳を備えた慈しみの眼で私たちを見てくださっている。その福徳の大きさは、海のように計り知れない。」
その経文とともに、この世が平和であることを願うとともに、御参詣頂いた方の願いが叶うことを御祈念しているという文言を加えさせていただいております。
以前よりも文字数が多くなっている為、多少時間がかかりますが、この言葉を書いている御朱印帳を目にしたことはないので、よりオリジナルがあるかなとも考えています。
余談となりますが、下記の写真は2年前に子供が初めて筆をとって書いた作品です。
題は「ざりがに」です。早く書き手を変わってもらえることを切に願っています。
せっかくの機会ですので、1.祖父、2.父(住職)、3.私、4.長男、四代に亘る書を掲載しました。
こう並べると、息子と一緒に書を勉強しなければ・・・