皐月富士
ゴールデンウィーク後の数日間は天候が悪く、強風が続いていましたが、久しぶりに晴天の清々しい朝を迎えました。このところハッキリ見えることも少なかった富士山が、今日はとても綺麗に見えます。
この時期の富士山は、「皐月(五月)富士」とも言われ、松尾芭蕉は、
目にかかる時やことさら五月富士
という俳句を残しております。(俳句が好きだった母親に聞けば、他にも色々な句が出てきたと思います。)
なお、本来の皐月富士とは旧暦の五月ですので、実際には六月に入ってから見える富士山が本来の皐月富士ですが、この時期にこれほど綺麗に富士山が見えることがないので、今回その写真を掲載いたしました。
本日より造園業者さんに入ってもらい、境内の植木の手入れをお願いいたしました。
新緑を迎え樹々が緑に色づくとともに、落ち葉や花粉が大量に飛散するようになりました。加えて、このところの強風により竹の木が隣家にもかかるようになってしまい、ご迷惑をお掛けしているので、今回あある程度バッサリと剪定してもらっております。
本日お参りに来られた檀家さんからも、随分と明るくなった気がすると言われました。
今回剪定をお願いした造園業者さんは、大橋の斉藤造園さん。中学校時代の野球部の同級生が婿に入った造園業者さんです。先日檀家さんと話している時に、ひょんなことから、その方のお祖母ちゃんの実家が斉藤造園で、逆にこの上本郷から斉藤造園の親戚に嫁いだ方もいるという話をお聞きしました。
今思えば、そんなことをつゆ知らず、自身の結婚式の時に、その檀家さんと今回仕事を依頼した婿さんとを偶然にも同じテーブルに席次を配置しておりました。「袖触れ合うも多生(他生)の縁」という言葉の意味を感じております。