令和元年8月 本覚寺寺報

///令和元年8月 本覚寺寺報

本覚寺寺報

道でつまずいて転んだ時。「痛い!」。思わずでこぼこを恨みます。でも立ち上がる時、その道に手をついて立ち上がっていませんか。そして「もっと気を付けて歩こう」そう自分に言い聞かせていませんか。 道に傷つけられ、道に教えられているのが私たちではないでしょうか。 生き方においても同様です。「一回の成功は九十九回の失敗の産物」というような言葉があります。誰しも失敗を避けたいのは当たり前。しかし、失敗から多くを学び、人は成長していくものなのです。

出典:日蓮宗新聞社発行『今月の聖語』

先日、小学五年と小学一年生の二人の息子を、近くの小学校で行われているソフトボールチームに無理やり入部させました。近隣には様々なチームが活動していますが、敢えて誰も知人がいない異なる小学校のソフトボールチームを選びました。

小生が小学校の時は野球が最も人気のあるスポーツで、放課後公園に行けば誰かが野球をしていました。知らない人であっても自然とその輪に加わり、いつの間にか友達になっていた気がします。

しかし、現在野球をやる子供はほとんどいなく、息子達の同級生は皆サッカー。加えて、公園に遊びに行くと言ってその姿を探してみれば、皆が携帯用のゲームを黙々とやっているそんな状況が続いておりました。これも時代の流れと思い、そんな姿を黙認しておりましたが、多感な今だからこそ経験すべきことがあるのではという思いが、今回の入部の背景にあります。

考えてみれば、自身にも反省すべき点は多々あります。自身の忙しさを理由に、ゲームしたいと懇願されればそれを許し、キャッチボールの相手をしたこもありませんでした。また、チームに所属すると親も一緒に手伝いしなければならない等、入部させることをためらっていました。

今はまだキャッチボールすらまともに出来ない状況ではありまが、伸びしろは無限大です。苦手なことであってもそこから逃げず、いつかこの経験が子供達の成長につながることを切に願っております。

(本覚寺副住職・加藤智章)

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By |2019-08-06T21:16:34+09:002019/08/06|