令和4年新盆会法要の模様

はじめに

去る令和4年8月6日(土)14時より、本覚寺本堂にて新盆の方を対象とした新盆会法要を行いました。当初は現在本山本土寺にて研鑽を積んでいる布教研修所の研修生に法話をしていたただく予定でした。しかし、ここ数日でコロナ感染者が急増している状況を鑑み、規模を縮小しての新盆会法要といたしました。

新盆会写真

日蓮宗新聞

法要後の副住職の法話として、お盆の由来について触れました。今回始めてお盆を迎えるにあたり、お盆の由来についてわかりやすく話をしようと思っていたところ、今月の日蓮宗新聞の記事が目に止まりました。

その記事は、京都市山科区護国寺住職の上田尚史上人「お盆のはおはなし」です。

京都市山科区護国寺 上田尚史
日蓮宗新聞「お盆のおはなし」

とてもわかりやすい説明で、自身の言葉で説明するよりもこちらの記事を見てもらったほうが良いと判断し、今回参列したご家族の方々に『日蓮宗新聞』を配布しました。詳しくはこちらの記事を御覧くださいという形でお盆の由来の説明を割愛いたしましたが、今回の記事を見て新たな発見がありました。

母親が餓鬼道に落ちた理由については知っていたつもりでしたが、母を救おうと思った目連尊者も母親のことのみ考えていたという次の記事に新たな発見がありました。

変わり果てた母親を見た目連尊者は、神通力を使い、たくさんの食べ物を目の前に出してあげます。母親は、亡くなってから何も口にしていませんので、心から喜び、食べようとするのですが、何度やっても地獄の炎と変わってしまいます。何度も何度も、母を救おうと思い、やればやるほど母は苦しむ・・・。どうやっても母親を救えないのです。たまりかねた目連尊者は、ここでようやくお釈迦様に相談します。するとお釈迦さまは「目連よ、お母さんの周りには誰もいなかったのか」と仰るのです。母親を救おうと一生懸命になればなるほど、自分の母親のことばかりしか考えなくなります母親の周りには同じようにたくさんの苦しみもがいている餓鬼がいたにもかかわらず、そこに目がいかない・・・

日蓮宗新聞令和4年8月1日号 上田尚史『お盆のおはなし』

「分」+「皿」と書いて「盆」となるように、皆に分けるという考えが大事だということです。

第59回日蓮宗布教研修所

布教研修所主任 山田恵隆上人
布教研修所主任 山田恵隆上人

今回新盆会に参列された方に配布した日蓮宗新聞をよく見ると、現在当山をお手伝いしていただいている山田甲希上人のお兄さんが紹介されていました。

日蓮宗新聞の宣伝もかねてこちらの記事も紹介いたいしました。

白檀香

日蓮宗新聞と白檀
日蓮宗新聞と白檀

加えて、今回参列いただいた方には白檀のお香を配布いたしました。普段のお焼香は、「刻(きざみ)」と呼ばれる抹香を使用することが一般的ですが、今回新盆を迎えた方には「割(わり)」のお香にてお焼香をお願いいたしました。

今年新盆に該当する方の葬儀では葬儀社さんが用意した抹香でなく、必ず自身が持参した割の「沈香(じんこう)」にてお焼香しておりました。

金額的には値をはりますが、葬儀という大事な場面だからこそという思いがございます。今回の新盆会にても同じ沈香の割を皆さんに配布しようと思っていましたが数が全く足りず、白檀を代用いたしました。個人的には沈香の香りが好みなので、来年の新盆会には多めに沈香を準備しておこうと心に決めました。

最後に・・・

例年本覚寺の新盆会は、松戸花火が開催される8月の第一土曜日の夕方に行っておりました。コロナの影響で松戸花火大会が3年連続で夏の開催が取り止めとなりましたが、来年こそは平穏な日常に戻って法要ができることを願っております。