平成29年9月20日

彼岸会準備 卒塔婆

本日は彼岸の入り。今日より7日間が仏道修行に励むべく秋の彼岸会となります。

昨日は境内の掃除・芝刈を行いましたが、全ての墓地を掃除できなかった為、早朝より墓掃除です。

その後は卒塔婆書きです。本覚寺と海徳寺の両方の卒塔婆を書かなければなりません。今日一日で海徳寺分、明日・明後日で本覚寺分を書く予定です。

夕方より一周忌法要です。

墓地清掃 5:00

今年朝一番にお参りに来られた方は5時前でした。

その方のお参りの方が早くなってしまいましたが、まだ残された墓地掃除を急いで行います。

5時30分頃から作業を始めたのですが、その頃にはすでに仕事に向かわれる2組の檀家さんとお会いいたしました。

朝勤 7:40

2時間程にて墓地掃除を終えました。本覚寺本堂において朝勤です。今日の日蓮聖人の御妙判は『聖愚問答抄』でした。

聖愚問答抄

抑も上は悲想の雲の上、下は奈落の底までも、生をうけて死をまぬがるる者やはある。然れば外典のいやしき教にも、朝に紅顔あって世路に誇るとも、夕には白骨と為って郊原に朽ちぬと云えり。雲上に交わって雲の鬢面あざやかに、雪の袂をひるがえすとも、其の楽しみをおもえば夢の中の夢なり。山の麓蓬が下は終の栖なり。玉の臺錦の帳も後世の道にはなにかせん。小野小町衣通姫が花の姿も無常の風に散り、樊會張良が武藝に達せしも獄卒の杖をかなしむ。されば心ありし古人の云わく、あわれなり鳥邊の山の夕煙、おくる人とてとまるべきかは。末のつゆ本のしづくや世の中のおくれさきたつためしなるらん。先亡後滅の理り始めて驚くべきにあらず願うても願うべきは佛道、求めても求むべきは経経なり。

日蓮聖人御遺文『聖愚問答抄』

聖愚問答抄

聖愚問答抄

彼岸会準備 8:30

卒塔婆書きを始めようかと準備したのですが、お参りの方がチラホラとお見えになりました。また、法事の申込みや業者さんとの事務連絡等も立て続けに入っていしまったため、実際に卒塔婆を書き始めたのは10時過ぎ。今日中に海徳寺分を書き上げることを目標にもくもくと筆をとりました。

卒塔婆

卒塔婆

卒塔婆 13:00

午前中の約2時間で40本程書き上げました。海徳寺ででは例年120本程の卒塔婆の申込みが秋季彼岸会にてありますので、約3分の一を書き上げたのでしょう。午後からも引き続き卒塔婆書きに専念です。

卒塔婆

卒塔婆

法事 16:00

本覚寺本堂にて一周忌法要です。昨年の49日忌の際にこのホームページを通じて申込みをされた方でした。打合せの際にはお話を色々としたのですが、いざ49日忌法要の当日に友人の母親の葬儀が入ってしまったため、私自身はじめてお経をあげます。

一年近く経過していましたが、施主の方々が昨年の打合せの際に故人の人柄等をお話されていたことを思い出しつつお経を読誦いたしました。

卒塔婆 17:00

再度卒塔婆書きです。夕食までに書き上げた本数は102本。手元に届いている卒塔婆の申込みは全て書きあげました。残りはこの2・3日に申込みがあった方のみです。といっても書き上げたのは海徳寺分。明日・明後日にて本覚寺分を書き上げます。

日蓮宗 松戸 本覚寺