平成29年9月30日 事務日誌

法事・法事・葬儀・法事

本日はかなり忙しい一日です。海徳寺と本覚寺の両方の法務が入っています。

朝には鷺沼中央墓苑にて霊園管理の準備です。午前中には海徳寺での法事が2件あり、まずは習志野市海浜霊園にて3回忌法要があります。次いで、鷺沼中央墓苑にて13回忌法要があります。そして、松戸へと急いで戻って、北松戸のライフケアメモリープレイスにて葬儀です。さらに、火葬場から本覚寺へ戻り、本覚寺本堂にて一周忌法要です。

6:30 朝勤

本覚寺にて朝勤です。本日の日蓮聖人の御遺文は『持法華問答抄』です。

一切衆生皆成佛道の教なれば上根上機は観念観法も然るべし、下根下機は唯信心肝要也、されば経には「浄心に信敬して疑惑を生ぜざらん者は地獄、餓鬼、畜生に堕ちずして十方の佛前に生ぜん。」と説き給えり、いかにも信じて次の生の佛前を期すべきなり。譬えば高き岸の下に人ありて登る事あたわざらんに、又岸の上に人ありて縄をおろして、此の縄にとりつかば我れ岸の上に引き登さんと云わんに、引く人の力を疑い縄の弱からん事をあやぶみて、手を納めて是をとらざらんが如し、争でか岸の上に登る事をうべき、若し其の詞に随いて手をのべ是をとらえれば即ち登る事をうべし、唯我一人能爲救護の佛の御力を疑い、以信得入の法華経の教えの縄をあやぶみて、決定無有疑の妙法を唱え奉らざらんは力及ばず、菩提の岸に登る事難かるべし、不信の者は堕在泥梨の根元なり、されば経には「疑いを生じて信ぜざらん者は則ち當に悪道に堕つべしと。」説かれたり、受けがたき人身をうけ値いがたき佛法にあいて、争でか虚しくて候べきぞ。

日蓮聖人御遺文『持法華問答抄』

持法華問答抄

持法華問答抄

8:00 鷺沼中央墓苑

鷺沼中央墓苑に行き霊園管理の準備です。

8時に霊園に到着すると、既にお参りをされている方が。お聞きすると夜勤明けで、私が到着するのとほぼ同時に霊園に来られたそうです。色々とお話をいたしました。霊園を取られた経緯や、お母さんのご実家が加曽利の日蓮宗のお寺で、ずっと昔に海徳寺の団参にて身延山に行ったことがあるようだったという話等、話せば話すほど色々なご縁を感じました。

9:00 海徳寺

海徳寺本堂にて朝勤です。

10:00 習志野市海浜霊園

海徳寺のホームページを通じて法要を申し込まれた方の3回忌法要です。

当然互いに顔を知らないので、当初どのように待ち合わせしようかと霊園の管理事務所にてしばらく待機しておりました。

定刻5分前になってもお会いできなかったので、卒塔婆の施主氏名がわかるように待っていたら、お会いすることができました。

11:00 鷺沼中央墓苑

鷺沼中央墓苑に戻り13回忌法要です。

お経中に、なにかがピシャリと顔に。お墓の水受けを見ると、鳥の糞がついており、その跳ね返りが来たようです。

これも仏縁。何事もなかったように振る舞いました。直接かからずに良かったです。

13:30 葬儀

北松戸駅前のライフケアメモリープレイスにて葬儀です。

葬儀の式場に到着すると、知り合いの方々が大勢こられており驚きました。お会いして故人との繋がりをお聞きすると、やはりどこかで色々と繋がっているのだなと思いました。最近では葬儀は親族のみのことが多いのですが、今日の葬儀は親族以上に会葬者の方が大勢お見えでした。昨夜のお通夜に続き、改めて故人の人徳を感じながらの葬儀でした。

そういえば、本葬儀にはギリギリに到着したのですが、別館に目をやると丁度出棺でした。日蓮宗の方かなと思いながら葬儀に向かったのですが、その後知り合いのお上人より連絡があり、入れ違いだったと。先程の習志野市海浜霊園の法事でも、お隣のお部屋は日蓮宗の方でした。同じようなお経が隣から聞こえるので、そのお経を聞くとそちらのお経に危うくつられてしまいそうになりました。今日はそんな日なのかもしれません。

16:00 法事

本覚寺に戻り一周忌法要です。午前中の海徳寺の法事もホームページを通じての申込みでしたが、今回の法事の方もホームページを通じての申込みでした。

まだまだ幼少のお子さんの法事で、どのようにお声をかけて良いのかわかりませんでした。特にご両親のお気持ちを拝察すると、より言葉に窮します。ですが、僧侶として何か伝えなければという思いにて、その場には思ったことをお話させていただきました。

法要後には太鼓を叩いてもらったりと、我が家の子供も合流し、いつの間にか仲良くなっていました。少しでもお寺に親近感を感じていただけばありがたいです。

18:00 卒塔婆書き

ようやく今日の法務が終わったと思ったら、次は明日の法事の準備です。

明日の法事で使う卒塔婆を16本書き上げました。

日蓮宗 松戸 本覚寺