平成29年7月8日 寺務日誌

東京お盆棚経

今日より東京のお盆棚経の開始です。といってもかつて東京に住んでいた方で、現在では違う場所へと引っ越しをされた方が今日のお盆棚経の対象となります。午前中に本覚寺にて法事を行った後に、午後より茨城県龍ケ崎市、守谷市、さらに鎌ヶ谷市へと棚経に行きます。

7:00

本覚寺本堂において朝勤です。今日の日蓮聖人の御妙判は『持法華問答抄』でした。

只願はくば経を持ち名を十方の仏陀の願海に流し、誉れを三世の菩薩の慈天に施すべし。然らば法華経を持ち奉る人は天龍八部諸大菩薩を以て我が眷属とする者也。しかのみならず因身の肉團に果満の佛眼を備え、有爲の凡虜に無爲の聖衣を着けぬれば、三途に恐れなく八難に憚りなし。七方便の山の頂に登りて九法界の雲を拂い、無垢地の園に花開き法性の空に月明らかならん。是人於佛道決定無有疑の文憑あり。唯我一人能爲救護の説疑いなし。一念信解の功徳は五波羅蜜の行に越え、五十展傳の随喜は八十年の布施に勝れたり。頓證菩提の教は遥かに群典に秀で、顕本遠壽の説は永く諸乗に絶えたり。

日蓮聖人御遺文『持法華問答抄』

持妙法華問答抄

持妙法華問答抄

8:00

10時30分の法事が始まる前に、週末の法事の卒塔婆を書き上げました。暫く同じ筆を使っていましたが、此の処弾力がなくなってきたようで、新調した卒塔婆用の筆にて書きました。卒塔婆の木面に擦れてしまうので、筆もある程度消耗品のような気がいたします。

9時から10時に御首題をお願いしたいという依頼がメールにて事前にあったのですが、どうやら忘れられてしまったのか、御本人は登場いたしませんでした。法務の関係上、結構タイトなスケジュールだったので、何も連絡なくお見えにならないのには困ったものです。

10:30

本覚寺本堂にて3回忌法要です。昨年お会いした時に中学生だった男の子の背が急激に伸びており、身長が180cmを超えたとのこと。おどろいきました。

13:00

茨城県龍ヶ崎市へと棚経です。そういえば稀勢の里関の出身が、龍ケ崎だったか牛久市だったかで話題になっていることをテレビで見ました。その話をお伝えすると、稀勢の里関はお子さんと同じ幼稚園に通っていて、当時から物凄く大きいとの話を耳にしました。

15:00

続いては茨城県守谷市のご自宅にて棚経です。このところ葬儀等で守谷市に伺うことが多く、この辺りの道にもだいぶ慣れました。今年御年96歳となるお祖母ちゃんの元気なお姿に安心しました。ベットに横になっておられましたが、仏壇い線香をあげて頂き満面の笑みでした。

16:30

今日最後の棚経は鎌ヶ谷市です。普段は本覚寺から行くことが多いのですが、今回は守谷から。普段と異なる道で行くと、自衛隊の基地に隣接していることに初めて知りました。

18:00

先日49日忌法要をされた方が、新盆ならびに墓地のご相談でした。本覚寺のロケーションを大変気に入っていただいたようで、墓地を購入する場合には、お布施を含め今後どのようなお付き合いをしなければならないのか等のご相談でした。お布施なのでそれぞれの御事情というものが前提となりますが、ある程度の数字をお伝えしつつ、あくまでも無理のない範囲にてというお願いをいたしました。墓地を購入するとなるとやはり金額もかなりとなってしまいますので、じっくり検討していただきたいとお伝えいたしました。

日蓮宗 松戸 本覚寺