令和5年春季彼岸会法要の模様

日蓮宗松戸本覚寺 春季彼岸会

春季彼岸会法要

去る令和5年3月21日(春分の日)に本覚寺本堂にて令和5年の彼岸会法要を行いました。

当日の午前中にWBCの準決勝があり、日本がメキシコに見事サヨナラ勝利をした直後でした。その為、多少参列される方の出足が悪かったようですが、久しぶりに本堂にての法要でした。

当日は副住職の法話では、北海道夕張高校のPTA会長の祝辞の様子が映されたYou Tubeの動画を紹介いたしました。

以下に当日の法話の概要と記します。

春季彼岸会法話

先日、スマホにてYou Tubeを見ていたところ、とある動画が目に止まりました。それは、北海道夕張高校の卒業式でのPTA会長の祝辞でした。

祝辞を述べているPTA会長の姿は、お坊さんぽい剃髪した頭。そして、その声もお坊さんぽいしゃがれた声。あれと思いさらに注意深く動画を見ると、このPTA会長さんとどこかでお会いしているなと。記憶を辿ってみると、この会長さんは日蓮宗の僧侶の方で、自身とは平成12年に身延山での信行道場で一緒に修行しておりました。

その祝辞には、高校卒業というお祝いの言葉だけではなく、18歳の成人を迎えた新社会人へ向けての教訓も含まれていました。8分程の祝辞の中で、特に感銘を受けたのが次の言葉です。

高校までは、勉強しなくても、遅刻しても、家に帰ればお腹いっぱいご飯を食べることができた。しかし、これからはそうではない。社会に出ると、勉強しない人、ズルをする人、約束を守らない人は、社会から信用されない。信用されないと、仕事を与えてもらえない。仕事を与えてもらえなければ、お金がもらえない。お金がもらえないと、ご飯を食べることができない。 

そう考えると、これまで当たり前のようにご飯を食べることができたのは、お父さんやお母さんが社会から信用されて、仕事を任されて、給料をもらえたからに他ならない。今日家に帰ったら、そんな両親に感謝して、腹いっぱいご飯を食べてくださいと。

飽食の時代となり、ご飯を食べれることが当たり前のようになりつつあります。しかし、ご飯を食べることができるのも、父母が一所懸命働いてくれたからです。これまで育ててくれた両親に対する感謝の気持ちが込み上げてくるそんな素敵な動画と巡り合うことができました。

彼岸会法要の写真

栗田農園 王様トマト

当日に参列された方への手土産として、王様トマトをお持ち帰りいただきました。

本覚寺の檀家さんが嫁がれた先の農園となります。先日ご縁があってこちらの農園のトマトを頂戴したところ好評だったので、この機会に箱にて注文いたしました。

インターネットでも購入可能ですので、よろしければどうぞ。

栗田温室農園

日蓮宗 松戸 本覚寺