はじめに
去る令和8年9月23日(秋分の日)14時より、本覚寺本堂において秋季彼岸会法要を行いました。
直前に台風25号が千葉に甚大な被害が出た直後の法要でした。
彼岸の中日ということもあり、偏らずにバランスを取ることがこの彼岸ではいつも大事だなと思っておりました。すると、「幸」という漢字が上下逆さまにしても、また左右反転させても同じ「幸」という漢字になることに気が付き、「幸せ」について思ったことをお話いたしました。
彼岸会法要
お彼岸はご先祖様に感謝するとともに、今を生きる自分自身の生き方を見つめ直す期間です。今回は「幸せ」をテーマとして色々と考えたことをご紹介いたします。
お彼岸の中日
本日はお彼岸の中日です。太陽が真東から昇り、真西に沈む日であり、昼と夜との長さが同じことが仏教の中道という考えに結びつくために重要視されています。そして私自身、いつもお彼岸になると考えるのがバランスの大切さです。
例)人間関係(親子・夫婦・職場)
仕事と家庭のバランス
親という漢字
京都大学名誉教授に阿辻哲次先生という方がおられます。自身が大学1年の時に「中国文字文化論」という講義を受講していました。その講義にて「親」という漢字のいわれを教えてくれました。
親
親=「木」の上に「立」って「見」る。遠すぎてもいけないし、近すぎてもいけない。木の上に登って見ているぐらいの距離が親子のちょうどよい距離。
最近の千葉豪雨
先月の8月13日に千葉でこれまでに経験したことがない豪雨がありました。さらに一昨日には台風25号が直撃し、甚大なる被害が発生しています。その一方で、少し前には高知県などでは深刻な水不足でダムが干上がっているというニュースを目にしました。雨は降らなくても困るけど、逆に降りすぎても困ります。世の中うまくいかないなと嘆いていました。
幸せって何?
明石家さんま「しあわせって何だっけ」
幸せって何だっけ何だっけ、ポン酢しょうゆのあるうちさ、ポン酢しょうゆはキッコーマン
キッコーマンCM
日々の生活において、「今がとても幸せだ!」と満足している方はあまりいないと思います。多少なりとも何らかの不満があるのでないでしょうか。でも、逆に「生まれてこの方ずっと不幸のどん底だ!」と思っている方も少ないと思います。さっき食べたご飯美味しかったとか、待ち時間なしに電車の乗り換え出来た等、日常の些細な出来事であっても何らかの幸せを実感しているのではないのでしょうか?
そう考えると、「幸せ」と感じるような出来事が日々沢山あるにも関わらず、「幸せだなー」と自分自身が気づいていないといえそうです。そして、そんな日常の幸せを歌っている歌として、次の2曲を思い出しました。
何でもないような事が 幸せだっと思う なんでもない夜の事 二度とは戻れない夜
虎龍舞「ロード」
毎日がスペシャル 毎日がスペシャル Everyday is a special day
雨で始まるウィークデイはユーウツの種さ 寝グセの髪に低めのテンション
やりそびれた宿題と彼のひとこと 思い出して またメゲる
でも気づいてるの 目覚めた朝 息をしているだけで幸せなこと
だから良い天気じゃなくても お休みじゃなくても 占い「ラッキー」じゃなくてもね
毎日がスペシャル 毎日がスペシャル Special day for everyone
毎日がスペシャル 毎日がスペシャル Everyday is a special day
竹内まりや「毎日がスペシャル」
「幸」という漢字
幸せという漢字は、上下左右対称です。上下を逆さまにしても、左右を入れ替えても、同じ「幸」という漢字です。上下左右バランスが取れた漢字が「幸」であることを今回初めて知りました。

お布施はいくら?
お彼岸には、六波羅蜜と呼ばれる
- 布施
- 持戒
- 忍辱
- 禅定
- 智慧
- 精進
の6つの修行を行い、こちらの此岸から彼岸へ行くことを目指します。
六波羅蜜の第1番目に登場するのがお布施です。そして、このお布施の金額についてこれまで何度も聞かれてきました。皆様もお布施についてなかなか聞きにくいというのが正直なところではないでしょうか。
今回、バランスを取るのが大事だとお話してきました。お布施に関して、とある僧侶の方から聞いたこんな話を思い出しました。
お布施(=ほどこし)・・・自分にとってほどほどを少しこしたあたりがお布施の目安
最後に
お布施に限らず、どのような場面でもバランス感覚が大切だと思います。親子、夫婦、職場等、距離感について少しでも考えていただければなと思っています。
彼岸会法要の写真











