平成29年6月20日 寺務日誌

本将寺

二日連続で真夏日が予想される本日。梅雨入してから雨が全く降っていませんでしたが、それも今日までのようです。明日からは本格的な雨になりそうです。この数日で溜まった白衣等の洗濯物は今日中に済ませたいです。

7:00

本日の朝勤です。今日の日蓮聖人の御遺文は『聖愚問答抄』です。

抑も上は悲想の雲の上、下は奈落の底までも、生をうけて死をまぬがるる者やはある。然れば外典のいやしき教にも、朝に紅顔あって世路に誇るとも、夕には白骨と為って郊原に朽ちぬと云えり。雲上に交わって雲の鬢面あざやかに、雪の袂をひるがえすとも、其の楽しみをおもえば夢の中の夢なり。山の麓蓬が下は終の栖なり。玉の臺錦の帳も後世の道にはなにかせん。小野小町衣通姫が花の姿も無常の風に散り、樊會張良が武藝に達せしも獄卒の杖をかなしむ。されば心ありし古人の云わく、あわれなり鳥邊の山の夕煙、おくる人とてとまるべきかは。末のつゆ本のしづくや世の中のおくれさきたつためしなるらん。先亡後滅の理り始めて驚くべきにあらず願うても願うべきは佛道、求めても求むべきは経経なり。

日蓮聖人御遺文『聖愚問答抄』

聖愚問答抄

聖愚問答抄

9:00

兄弟子のお寺、市川市皆原山本将寺へお手伝いへ。これまで何度もこちらのお寺にはお邪魔していますが、その縁起を始めて知りました。本将寺の「将」は、平将門の「将」が由来だったとは。

本将寺

本将寺本将寺

本将寺

13:00

海徳寺へ向けて出発です。このところ車移動が多かったのですが、多少疲れているので今回は電車です。

途中境内墓地に目をやると、芝生がかなり青々していることに気づきました。雑草もそれほど繁茂していないので、当面芝刈は大丈夫かと。

芝生墓地

芝生墓地

15:00

海徳寺において水子供養です。

昨日、海徳寺開山の伊藤海徳上人願主の七面大天女と鬼子母神が霊牌堂より見つかりました。長い間厨子が閉められたままでしたが、本堂の中心に安置いたしました。これまで安置されていた日蓮聖人像は昭和4年に開眼したという筆跡が残っているので、恐らく80年前の海徳寺の本堂には、この3体の像がお祀りされていたものと推察いたします。

海徳寺

海徳寺海徳寺

海徳寺

16:00

水子供養後、海徳寺のトイレ掃除を行いました。

色々な事情があり、5月16日まで毎日始発に乗って海徳寺に行き、わずかの時間であっても本堂・境内の掃除をしておりました。一番気になっているのがトイレです。山務員の方がきっと掃除してくれていると思っていましたが、1ヶ月振りにトイレ掃除をすると、掃除していたか否かは明確にわかりました。

いつかこのブログを見て気がついてくれればと思い、敢えて記録として残しておきます。(もちろん口頭では既に何度も伝えてます)

日蓮宗 松戸 本覚寺