平成29年10月17日

墓石簿

ここ3日程雨がずっと続いていましたが、今日の午後からようやく晴れる見込みです。

今日は海徳寺管理の鷺沼中央墓苑の墓石簿の入力に専念いたします。また明日より月曜日まで毎日法事やら葬儀やらが重なってしまったので、出来る限り多くの情報をパソコンに入力したいです。

7:00

本覚寺本堂において朝勤です。今日の日蓮聖人の御妙判は『身延山御書』でした。

身延山御書

誠に身延山の栖は、ちはやぶる神も惠を垂れ、天下りましますらん。心なきしづの男、しづの女までも心を留めぬべし。哀れを催す秋の暮れには草の庵に露深く檐に集多く蜘蛛の糸玉を連き、峯の紅葉いつしか色深うして断々に傳う懸樋の水に影を移せば、名にしおう龍田河の水上もかくやと疑はれぬ。又後ろには峨々たる深山聳えて梢に一乗の果を結び、下枝に鳴く蝉の音滋く前には湯々たる流水湛えて實相真如の月浮かび、無明深重の闇晴れて法性の空に雲なし。かかる砌なれば庵の内には晝は終日に一乗妙典の御法を論談し夜は竟夜要文誦持の聲のみす。傳え聞く釈尊の住み給いけん鷲峯を我が朝此の砌に移し置きぬ。霧立ち嵐烈しき折々も山に入りて薪をこり露深き草を分けて深沢に下りて芹をつみ、山河の流れもはやき嚴瀬にい菜をすすぎ袂濡れて干しわぶる思いは、昔人丸が詠じける和歌の浦に藻汐垂れつつ世を渡る海士もかくやとぞ思い遣る。つくづくと浮身の有様を案ずるに佛の法を求め給いしに異ならず。

日蓮聖人御遺文『身延山御書』

身延山御書

身延山御書

8:00

数多くの書類があっても、最近ではスキャナーの性能が向上し、あっという間にパソコンに取り込めます。

しかし、途中からホチキスで止められている書類ばかりとなったので、スマホのアプリでカシャカシャと取り込みました。

15:00

本覚寺の檀家さんがお亡くなりになったという訃報が入り、すぐに枕経へと向かいました。

昼前に海徳寺の霊園からも電話があり、出来れば住職にお会いしたいという方がいたのですが、今日やるべき作業が山積みだった為本覚寺にて作業をしていました。もしも海徳寺に行っていたら、すぐに枕経には行けず、きっとご家族の方も不安に思っていたかもしれません。

檀家さんであり同級生のお父さんでもあったので、色々なことを思い出しながら枕経のお経を唱えました。

17:00

本覚寺へと戻り、再び墓石簿の入力作業です。

気がつけば時刻は11時。ある程度目処がつきました。

日蓮宗 松戸 本覚寺