平成29年8月30日 事務日誌

霊園

今日も海徳寺住職としての法務が中心となります。午前中に海徳寺にて埋葬・49日忌法要があります。

7:00

本覚寺にて朝勤です。本日の日蓮聖人の御遺文は『持法華問答抄』です。

一切衆生皆成佛道の教なれば上根上機は観念観法も然るべし、下根下機は唯信心肝要也、されば経には「浄心に信敬して疑惑を生ぜざらん者は地獄、餓鬼、畜生に堕ちずして十方の佛前に生ぜん。」と説き給えり、いかにも信じて次の生の佛前を期すべきなり。譬えば高き岸の下に人ありて登る事あたわざらんに、又岸の上に人ありて縄をおろして、此の縄にとりつかば我れ岸の上に引き登さんと云わんに、引く人の力を疑い縄の弱からん事をあやぶみて、手を納めて是をとらざらんが如し、争でか岸の上に登る事をうべき、若し其の詞に随いて手をのべ是をとらえれば即ち登る事をうべし、唯我一人能爲救護の佛の御力を疑い、以信得入の法華経の教えの縄をあやぶみて、決定無有疑の妙法を唱え奉らざらんは力及ばず、菩提の岸に登る事難かるべし、不信の者は堕在泥梨の根元なり、されば経には「疑いを生じて信ぜざらん者は則ち當に悪道に堕つべしと。」説かれたり、受けがたき人身をうけ値いがたき佛法にあいて、争でか虚しくて候べきぞ。

日蓮聖人御遺文『持法華問答抄』

持法華問答抄

持法華問答抄

8:00 松戸中央霊園

本日祥月命日の方の墓前に卒塔婆を建立しに松戸中央霊園に行きました。

9:00 市川霊園

施餓鬼会の卒塔婆を建立しに、市川霊園のお墓へと向かいました。ある程度の場所は頭に入っていたつもりですが、なかなか該当のお墓が見つからず、探し出すのに少し時間がかかりました。

市川霊園

市川霊園

市川霊園

市川霊園

9:15 総武霊園

松戸中央霊園、市川霊園に続き、総武霊園です。総武霊園の区画数もかなりの数かと思われますが、当該墓地の方の墓所は比較的入り口に近く、すぐにわかります。

10:30

海徳寺にて埋葬・49日忌法要でした。葬儀の際に本覚寺の檀家さんとの葬儀が重なってしまった為、私自身がお経を唱えるのはお亡くなりになって初めてです。葬儀当日に授与した戒名の由来について説明をいたしました。

その後会食をご一緒させていただきました。毎月祈願祭にてお会いしているのですが、なかなかゆっくりとお話する機会が少なく、海徳寺に来られるようになったきっかけや、ご夫婦のなれそめ等、様々なお話をいたしました。

12:00

法事のお経ならびに納骨が終わり、会食までの時間の間に、大工さんがお寺に来ていただきました。

2階をリフォームしてから1ヶ月以上経過しましたが、祖父が書いた「艱難汝玉」という額が掲げられないままでした。釘を打ちたかったのですが、壁がコンクリートの為それができず、手をこまねいていました。

法事後の会食が終わりお寺に戻ってみると、無事額が掲げられており安心しました。

日蓮宗 松戸 本覚寺