平成29年6月14日 寺務日誌

紫陽花

通夜

夜更けには雨が降っていたようですが、朝起きると天気は良くないものの雨は止んでいました。

本日の予定は、18時より東松戸にて通夜があるのみです。それまでは特に予定がないので、この時間を利用して、週末の法事の記録や会計の整理、4月に行った身延山団参の写真をDVDに書き込むこと、さらに昨日預かった兄弟子のパソコンの設定等がメインとなる予定です。

7:00

本日の朝勤です。今日の日蓮聖人の御遺文は『異体同心事』です。

異体同心なれば萬事を成じ、同体異心なれば諸事叶う事なしと申す事は、外典三千餘巻に定まりて候、殷の紂王は七十万騎なれども、同体異心なればいくさに負けぬ。周の武王は八百人なれども、異体同心なれば勝ちぬ。一人の心なれども二つの心あればその心たがいて成ずることなし。百人千人なれども一つ心なれば必ず事を成ず、日本国の人々は多人なれども同体異心なれば諸事成ぜん事かたし。日蓮が一類は異体同心なれば、人々少く候えども大事を成じて一定法華経弘りなんと覚え候。悪は多けれども一善にかつ事なし。譬えば多くの火あつまれども一水には消えぬ。

日蓮聖人御遺文『異体同心事』

異体同心事

異体同心事

8:00

法事の記録、ならびに帳簿の整理です。出来る限り忘れないようにと法事の記録を付けております。法事の直後にすぐに整理できれば問題ないのですが、思うようにはなかなかいかないというのが実情です。最近はスマホがあるので、法事と法事の空き時間があれば、スマホにメモをしておき、その後パソコンに向かって記録を記載することをしております。ただ思うのは、デジタルデバイスが発達しても実際に使うのは人間。手書きであろうがパソコンに入力であろうが、こまめに作業することが何よりも大切かと。

13:00

午後も引き続き事務作業です。

18:00

東松戸にてお通夜です。個人的にも大変お世話になった方のお通夜です。当初一人でと思ったのですが、生花だけでも80基あがっているということで、近隣の寺院の方にもお手伝い頂き、三僧でのお通夜となりました。お通夜や葬儀ではどれだけの方が参列するのか人数を予想することが難しく、大勢の方がお焼香に来られることを想定しながらのお通夜でした。焼香台も6台用意されていたので、通夜に多くの方が参列しても大丈夫かなと思っていましたが、自分が思っていた以上に多くの方がお通夜に参列されていました。これも亡くなった故人のお人柄が反映されているものと思います。お経をあげている途中で、先にお焼香を済ませた方々が会食されているようでしたが、そちらからの賑やかな声が聞こえ、よく来てくれたと喜んでいる故人のお姿が浮かびました。

日蓮宗 松戸 本覚寺