平成29年7月1日 寺務日誌

盛運祈願祭

気がつけば今日から平成29年の下半期です。今日は午前中に法事が3件。その後海徳寺へと移動して、月例の盛運祈願祭です。

5:00

海徳寺で生前戒名を希望されている方の為に、戒名の説明を文章としてものを作成いたしました。

4月18日にお寺に相談に来られ、そこから2ヶ月以上経過してしまいました。ご本人はいつでも結構ですとおっしゃっていたのですが、先月の海徳寺祈願祭の時に、生前戒名のことを再度聞かれたので、恐らく待っているのだなということがわかりました。

生前の授与なので、御本人の希望する文字等も戒名に反映したいと考え、色々と思案いたしました。

今日お渡しする予定ですが、大勢の方が来られるので、ひょっとしたら説明する時間があまり取れないと思い、できるかぎりわかりやすく、お経の出典も明記しながらの文章です。

7:00

本覚寺本堂において朝勤です。

長男と長女も一緒に朝勤と思い、声を掛けて本堂で待っていたのですが・・・

結局は本堂に来たのは長女のみで、長男は部屋でテレビを見ていました。その姿を見て、朝勤前から長男をしっかりと訓育し、涙ながらに本堂へと。長男の朝勤に行きたくない気持ちもとても良くわかるのですが、お寺に生まれた宿命。何故お寺にいることができるのか、いつか気がついてほしいです。

今日の日蓮聖人の御妙判は『開目抄』でした。

詮ずるところは天も捨て給え、諸難にもあえ、身命を期とせん。身子が六十劫の菩薩の行を退せしは乞眼婆羅門の責を堪えざるゆえ。久遠大通の者の三五の塵をふる悪知識に値うゆえなり。善に付け悪に付け法華経を捨つるは地獄の業なるべし。大願を立てん。日本國の位をゆづらん。法華経を捨てて観経等について後生を期せよ。父母の頸を刎ねん念佛申さずは。なんどの種種の大難出来すとも智者に我義やぶられずは用いじとなり。其他の大難風の前の塵なるべす。我日本の柱とならん。我日本の眼目とならん。我日本の大船とならん等と、誓いし願やぶるべからず。

日蓮聖人御遺文『開目抄』

開目抄

開目抄

8:00

引き続き生前戒名の説明文の作成です。

10:30

松戸中央霊園にて法事が2件。うち1件は納骨法要でした。雨が降っている中での法要でしたので、慌ただしい状況でしたが、無事納骨法要を行うことができました。

その後、本年新盆を迎える方のご自宅に伺い新盆法要です。今回の施主の方は、口コミにて本覚寺のことを知っていいただけた方です。

ご主人を亡くされた際に、葬儀は葬儀社紹介の日蓮宗寺院に依頼されたが、遠方であったので近くの日蓮宗寺院を探し本覚寺 へと。事前に一度お寺に来られ、また電話にて何度もやり取りをしているので、初対面というわけではありません。ですが、『評判が良いと聞いたので』とハードルがかなり上がっている状況での法事ですので、なかなかのプレッシャーとはなります。出来る限り丁寧に説明をするよう心がけ、法話もよりわかりやすい話をさせていただきました。

11月の一周忌もお願いしますと依頼されましたので、正直安堵しております。

14:00

海徳寺での盛運祈願祭です。20分前到着で、かなりバタバタした状態での祈願祭です。ですが、今回もいつもお手伝いしていただける僧侶の方々が、準備万端で待機していただけたので、スムーズに祈願祭へと望むことができました。

海徳寺の祈願祭は曜日に関係なく毎月1日ですが、今日は土曜日でしたので、いつもよりも大勢の方が参列されていたような気がいたします。ただ残念なことに、本覚寺から海徳寺へと向かっての盛運祈願祭でしたので、時間的余裕がほとんどなく、自身で撮影した写真が皆無でした。

盛運祈願祭後、檀信徒の方々をお茶を飲みながらの世間話をいたしました。今月の生徒タイムズに海徳寺の檀家さんお二人が掲載されていた話題や、先月発見した七面大天女の話、さらに現在行っているリフォームの話等が話題になりました。

その後、生前戒名を希望されている方へと、戒名の授与を行いました。

日蓮宗 松戸 本覚寺